きゅーぽけ7回生紹介記事

ぺーやんです。きゅーぽけの後輩たちが同期紹介記事書くらしいので、うちの代も書いてみます。老人の昔話なので聞き流してOKです。

多分今の一年生の代から数えたら7回生なんだけど老人すぎて泣きました。絡みづらいと思うけどフォローしてくれたらお爺ちゃんたちは喜びますので。

 

 


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①ななは(@mlm5s8)

きゅーぽけの発起人で器も腹も大きな男。昔は痩せてたという都市伝説を持つ。

巨漢なのにすみッコぐらしが好きなところが闇を感じる。鬱病か?

女児アニメやきらら系アニメが好きである。やはり鬱病か?

 

 


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②しゃんふぁ(@xianghua7011)

クズ人間揃いのこの学年で数少ない善人。

日頃は洋ゲースプラトゥーンをやっている。

心が透き通りすぎて虚無なのかと思ってたけど人並みに性欲はあるらしいことが判明した。

 

 


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③きうこ(@kiukoyster)

性欲と言えばこの男。Seiheki Gaming所属。

表では普通に社会人をして営業スマイルを振り撒いているが、その心にはどす黒い邪悪と異常な性癖を飼い慣らす怪物。

対人ゲームをプレイすると隠しきれない性格の悪さが垣間見える。

彼のエピソードは数多あるが中でも挙げたいのが、筆者が初デートでウキウキしていたらTwitterで場所を聞いていてストーキングしてきた話である。怖いよ。

 

 


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④いいとも(@iitomo_617)

きゅーぽけ情報部。オタク、PC分野の幅広い知識からとりあえず困ったら何か聞いとけ枠になっている。(俺調べ)

たまにオタク特有の語りがドロップして(^^;;)ってなるが基本善人寄り。働いたら厄介ごと押し付けられそう。

 

 


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⑤わっきぃ(@Wacky700)

ポケモン実況者(過去形)。色んな意味で長老でした(過去形)。少年の心に酒を携え宴会の席では盛り上げてくれるいい奴でした(過去形)。部屋が汚いのと飲んだらうざいのとタバコが臭いけど彼は本当にいい奴でした(過去形)。

彼は現在、おそらくファイナルファンタジーの世界で元気に生きていると思います。きっとソードアートオンライン的な感じで現世に戻ってこれてないんだろうけど、僕は彼をいつまでも応援しています。

 

 

⑥ありぽん(故人)

いよいよ死人の登場です。僕が2、3年のときはいたんだけど諸事情で冥界に旅立ちました。

女だけどオタクのノリについてくるし特に猥談になると光り輝く。こいつに関してはとても書けない自主規制話題が多いので逆に語れない。タブーです。

 

 


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⑦かわせみ(@er3f110)

きゅーぽけの虚無。この数年で顔面から表情が消失していっているかもしれない人物。

幅広くソシャゲやオタクコンテンツを手掛けるも虚無になりがち。

ボドゲ等の戦略系ゲームをやるときには人間の感情が宿り強さを発揮する。

 

 


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⑧くろねこ(@krnktynnn)

きゅーぽけで一番の狂人は?と聞かれたら真っ先にピックアップしたい男。

テンションの落差が激しくモロ躁鬱で草。

生きざまが伝説であり密かに尊敬している。

彼の奇行は星の数ほどあるけど、また一緒にカラオケで椅子ドラムしたり備品を壊したり魚になったりうんこ漏らしたり絵師さんのCAS荒らしたりラブライブの映画に10回以上通いつめたりエロ同人誌朗読CASをしたいよな。

 

 


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⑨ゆっけ(@yukke_poke)

こいつもなかなかクズ人間だがクズのほうが人間味があって面白い。

趣味はオタクdisりと男尊女卑。高身長で歌が上手いためナオンを侍らせまくっている。

こいつ人生運勝ちしとんな〜〜〜(嫉妬)。

王たる俺の臣下じゃなかったらキレてるところだったぜ。

得意技はリアル生活マウント。「別にゲームで負けようがどうでもいいわ、お前らより将来的には学歴や年収やリアル生活で勝つしな。」はゲームしか能のないオタクへの最強攻撃なので勘弁してください。

 

 


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⑩ぺーやん(@fair_mios3)

そしてトリは筆者たる俺!余りの人徳から皆から王と呼ばれています。ほら崇めてくれていいんですよ?

実績はshadowverse10期連続GrandMaster(全シーズン)、ポケモンORASレート2213(7位)、オフ会入賞多数、きゅーぽけ狂人ランク1位、その他諸々。

 

そして今日は臣下の二名から僕を称賛する言葉を預かっています。どうぞ。


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いやー人気者はつらいぜ〜ガハハw

俺のことをもっと知りたいみんな、フォローよろしくな!

それではこの辺で!チャオw

 

 

※この記事はかなりマイルドに紹介しています。本来の皆のもっとゲスな人格が知りたい人は是非聞いてください。

 

 

 

カタン初期配置考察

 こんばんは、ぺーやんです。ポケモンとかカードゲームとかの戦略ゲームが好きな人ならボードゲームはある程度やったことあると思いますが、中でも有名なカタンについて。もう二年くらいやってますが最近カタンモチベが高いので雑に書いていきます。ある程度カタンをプレイしている人向けの記事です。

 

カタンボードゲームなので運ゲーと言われがちですが、実際にはプレイング対運が6:4くらいだと思っています。特に初期配置は失敗するとほぼ負けが決まると言っても過言ではありません。そこで今回は例を挙げて初期配置について考えてみましょう。私の考えが正しいわけではないので皆さんの意見もお待ちしています。

 

 

初期配置について

個人的な考えとして1、2番手は出目の強いところ、3、4番手は出目の弱いなりにシナジーのあるところ、又は1、2番手の妨害ができるところに配置するようにします。

シナジーがあるとは、2:1港を有効活用できるところや、麦、鉄、羊を取ってカード戦法がとれるよう資材を組み合わせることです。

まあとにかく実際にはやってみましょう。

 



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適当に作ったこのマップで初期配置を考えます。

 

①1順目、1番手(赤)

まず1番手(赤)ですが、出目で考えたら左下の8,5,10かその隣の6,5,10に置くのが妥当です。ただこのマップは麦が上に固まっていて、強い麦は砂漠と隣接しています。1番手は最初に麦を取れないと2個目の家で麦は取れないでしょう。麦はほぼ全ての行動に必須であることから僕はカタンは麦ゲーだと思っているので、僕なら左上の5,9,10に置きます。全体的に弱い土にもタッチできていますし、鉄はどこか余るでしょう。道はどこでもいいですが妨害されにくいく鉄4に触れる可能性がある左方向で。
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②1順目、2番手(青)

次に2番手の青。麦を狙うなら4,9,11や8,10ですが2番手が取るには弱いので単純に出目の強い8,5,10か6,5,10を狙いたいです。この2つなら付近の土港を狙える6,5,10に置きたいです。羊は全体的に強いため土の方が価値が高いですしね。地味に8,5,10に置いた際に空いてしまう6,5,11の妨害にもなります。
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③1順目、3番手(黄色)

次は3番手の黄色です。6,5,10に置かれたことで8,5,10に置けなくなったため出目が強いところがかなり減りました。この3番手はかなり難しいです。なぜなら次の4番手は他のプレイヤーに妨害されず家を2個置けるため3番手が下手な置き方をすると4番手が強い配置になるからです。つまり3番手は自分が強い配置をしつつ次の人の妨害もしないといけないのです。

この場合3番手が置く候補は4つ。

(1)8,5,3

現状では出目最強。返しで8,10とかに置ければバランスもいいが4番手が8,10と6,4,3に置いて返しに6,9,12にしか置けないことが予想されるため微妙。(6,9,12も弱くはないからありっちゃあり)

(2)6,4,3

出目は(1)に少し劣るが3:1港が近いためよさそう。ただ(1)と同じ理由で微妙。

(3)8,10

4番手がどう置いても返しで自分が8,5,3か6,4,3に置けるためよさそう。

ただ4番手が9,4,11と6,9,12と強い配置ができてしまうから諸説ある置き方。

(4)9,4,11

中間択。4番手が8,10と8,5,3(6,4,3)に置けば自分が6,9,12に置けるから強い。ただ4番手が普通に6,9,12に置く可能性も高いので難しいが、その場合でも一応自分が返しで強い鉄羊に触れるためカード戦法で戦えなくもない。

 

で、迷った結果(4)にしたけどこれはかなり怪しい選択。4番手が麦をどこまで重視するかに依存するからです。おまけによく考えたら(4)と実質的に変わらないけど6,9,12に置いた方が安心して返しに9,4,11に置ける可能性が高かった。

3番手、超難しい!!

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④4番手

そしてラスト4番手。おそらく2パターン。

(1)8,10と8,5,3

色が4色揃うかつ出目も強い。8,10で3:1港は取れるため左下のは6,4,3より8,5,3。

(2)6,9,12と8,5,3

麦がないこと以外はとても強くて9,4,11に置いた3番手の妨害にもなる置き方。3:1港&木港が狙えて強い!

これも(1)(2)どっちも強いと思うけど僕が麦信者なので(1)を選択。これも好みが出ると思います。

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そして2順目は選択の余地が少ないので割愛しますがおそらくこんな感じに落ち着くと思います。

初期配置だけ見た感じだと青と黄色は満遍なく資材が取れ、赤と緑がカード戦法をとることになるでしょう。そしてカードを引いて騎士を動かせる赤と緑の配置的に麦8と麦9を盗賊が往復するゲームになりそうです。

赤は黄色と協力しつつ3:1港を建てて都市化&カードを引いて勝利を目指し、青は早く8,10に建てて羊港の確保を目指します。黄色は3:1港に建てた後道資材の強さを活かして6,3,11に建てたりカードを引いて幅広く展開するでしょう。緑はカードを引いて赤を牽制しつつ3:1港や鉄港に家を建てるプランかなと思います。
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と、初期配置1つ取ってもとても奥が深いのがカタンの面白いところです。例え初期配置が上手くいってもその後の交渉やダイスの目でいくらでも引っくり返るのでドキドキですね。

それではよきカタンライフを!

質問や意見があればTwitter:@fair_mios3まで!

神速オフの思い出

 ほぼ毎回行っていた神速オフが先日最後を迎えてとっても寂しくてセンチな気分なので記事に残しておきます。

 

神速オフは多分他のポケモンオフとは随分毛色が違うと思う。

普通のポケモンオフといえばレート対戦をやり込んでる人が「大会」みたいな感じで参加するイメージがある。参加者リストを見たらレート上位の人の割合が高いし、決勝戦の配信なんかはカッコいい実況つきでハイレベルな対戦が展開される。

でも神速オフは全然違って、ポケモンなんかどうでもよくて別のゲームや飲み会目的の人も多いし、レート強者の数も少ないし、決勝戦の実況はポケモンの名前や技をうろ覚えの人がやったりする。ポケモンオフなのにシャドバの大会やってるし、じゃんけん大会ではエロ漫画やオナホが景品になるからポケモン大会目的の人からしたら発狂ものかもしれない。

 

それでも僕は神速オフが好きで、このオフにずっと参加できてよかったと思う。

今ではポケモンをほとんどやらなくなった僕が神速オフにだけは参加してるのもシャドバの大会があるからであり、オナホが欲しいからであり、飲み会が楽しみだから。「それポケモンオフじゃなくていいじゃん」って意見はもっともだけど、「ポケモンが好きな人が気軽に行けるオフ」って意味ではこれほど居心地がいい場所はないと思う。

「九州のシングルバトルのオフはレベルが低い」とか言われてるかもだけど、オニゴーリとかの運ゲーポケモンがやたら多くて、飲み会の参加率が異様に高くて、最高にくだらない名札デザインや自己紹介があるこのノリが大好きだった。

こんな雰囲気のオフだったからこそ色んな趣味での繋がりができたし、たくさんの人と仲良くなれたので本当に感謝。

またいつか、神速オフが復活してみんなで集まって飲めることを祈って。

 

 

 

 

PS.

毎回毎回ウキウキしながら受けループ使ってTODして一時間消費してしまい、対戦相手の方、並びに運営の方々に迷惑をかけてすいませんでした。また嫌がらせしたいので是非とも神速オフ復活してください。

 

 

劇場版ラブライブ!サンシャイン!感想【ネタバレ注意】

サンシャイン!の映画、見てきました。まだ一度しか見てないですがこの感情を忘れる前に感想を綴っていきます。ネタバレ全開なのでご注意ください。

 

僕はμ'sのオタクなので今回の映画はAqoursとμ'sの対比という視点で終始見ていました。

全体を通して、μ'sは「完成したユニット」であり、Aqoursは「未完成のユニット」であると感じました。

μ'sは最初こそ観客が0からのスタートでしたが以降は目立つ失敗は1期11話のノーブラのくだりの失敗くらいで基本的に右肩上がりで成長しラブライブで優勝し、劇場版でユニットとしての完成を迎え有終の美を飾りました。

一方Aqoursは最終的にラブライブで優勝こそしたものの、劇場版で言及されたように廃校は止められなかったし3年生が卒業して最初のライブで失敗したりと順調とは言えない軌跡を辿っています。千歌ちゃんの言葉を借りるなら何度も1になろうとして何度も0に戻ってしまっていたわけです。それでも、0になっても今までの思い出や軌跡は残ってるから0じゃないよ、という0の解釈の話が今回の映画のテーマではあるんですけど。

 

それで最初の「完成」「未完成」の話に戻りますが、無印の劇場版では完成を迎えたμ'sが最後に「僕たちはひとつの光」を歌いながらエンドロールが始まり、観客である私たちがそれを見送って映画が終わります。歌詞にもありますが「小鳥」が大きくなって「旅立ち」を迎えたのです。それまでずっと応援してきたμ'sが終わりを迎えたことで私たちは涙し、あのとき深い喪失感に包まれたのではないでしょうか。

一方、本映画はラブライブで優勝したAqoursが3年生が抜けたことでスランプを迎えることから始まります。そして紆余曲折ありこれから6人で再び走り出すところで映画が終わります。これから新しいAqoursがスタートしますよ、というところで終わるため見終わった後は喪失感というよりは爽快感、これからへの期待の感情が大きかったです。

この辺りも「この9人しかいない、誰かが欠けたら終わる」μ'sと「3年生がいなくても続いていく」Aqoursとの対比なのかなと感じました。

 

閑話休題

「完成」「未完成」とμ's、Aqoursの対比の話をするときに語っておきたいこととして「才能」の話があります。

無印は言うならば天才たちの物語でした。μ'sもA-RISEも輝かしい実績を残しましたし、彼女たちは劇場版ではスクールアイドル全体を引っ張っていく存在になりました。

対して前者2グループと比べたらAqoursSaint Snowも凡人で失敗ばかりです。たくさん躓くしそう簡単に努力は実を結ばないし実績だって残せません。ラブライブ優勝という実績を残しながら自己を肯定しきれずさらに悩む。凡人たちが人並みに苦悩し、少しずつ前に進む、それこそ0→1へと向かうストーリーです。

「天才」と「凡才」、「理想」と「現実」、「勝者」と「敗者」、ラブライブ優勝の共通点を持つもののμ'sとAqoursは対照的な存在だと感じます。

閑話休題終わり。

 

 

そして今回のサンシャイン!の映画のテーマの話ですけど、個人的には「変わるもの」と「変わらないもの」にあると思います。卒業に伴って3年生がAqoursから抜けることが変化で、心に残ってる思い出やそれまでの軌跡が変わらないもの。これについてはイタリアのヨハネの建物(名前忘れました)にみんなで登ったときにも触れられてましたね。作中では「イタリアのこの景色は何百年も変わらない」と言われていました。このシーンは無印の映画でμ'sがアメリカの高層ビルに登って凛ちゃんが「この街はアキバに似てる」とか言ってたシーンを思い出しました。意図的に仕込んだのは分かりませんが。

ポスターのキャッチコピー、「きっと明日も輝ける!」は映画を見た後だと「Aqoursは変わっていくけれど変わらないものを心に刻んだからこれから先も輝ける」というニュアンスに感じました。

そしてラストシーン、何時かの時代、モブキャラがAqoursを思いながら私もあんなふうに輝きたいと言うシーンはAqoursがあの後も輝き続け次の時代へ繋がっていく描写だと思いますが、「叶え!みんなの夢…!」のキャッチコピーでスクールアイドルのこれからを作った無印劇場版へのアンサーに思えて涙腺にクるものがありました。

 

劇場版ラブライブ!サンシャイン!Over the Rainowは見終わった後これから頑張ろうと思わせてくれる元気で爽快なAqoursらしい映画でした。少なくとも何度も見に行きたいと思わせるパワーに溢れるいい映画だと思います。気付いてないところもたくさんあるので、とりあえず明日にでも2周目行ってきます。それでは!

 

 

逃避行

 

※前記事の続きですたったひとりの聖戦 - 見ざる聞かざるゴウカザル

 

早朝。オナホ童貞を捨てた僕は途方に暮れていた。使用済のオナホをどうすればいいか分からなかったからだ。

僕が買ったオナホは使い捨てタイプのため使用後は当然捨てなければならない。ずっと部屋に置いていたら異臭がして女の子を呼べない部屋になってしまうだろう。

でも捨てるってどこに?前記事にも書いたが僕は実家暮らしなので家のゴミ箱に捨てたらすぐにバレてしまうだろう。ならば残された道は外しかない。この異形を外に捨てる…。なんか罪に問われないのだろうか。脳裏に浮かんだのは公衆トイレに捨てられた生後間もない赤子が発見された悲しいニュース。使用後のオナホを外に捨てるというのはそれと同じようなものではないか?殺人の罪を犯すより家に捨てて自分が業を背負うほうがマシなのではないか?

いや冷静になるんだ、こいつはただのオナホ。それ以上でもそれ以下でもないんだ。恐れることはない。ただそこらのゴミ箱に捨てるだけだ。

覚悟を決めた僕は「外食をしてくる」と家族に言い残し車に乗り込んだ。

 

 

時刻は昼過ぎ。近所の定食屋で昼食を済ませた僕はこの極秘ミッションの作戦を練っていた。普通に考えるならコンビニ辺りが妥当だろう。しかし近所のコンビニは今後も使うため危険だ。そのため少し遠出したほうが賢明だ。鞄の中にオナホが入っているというこの状況は色々とマズイので逃げるように店を後にした。

辿り着いたのは町外れのセブンイレブン。さあ、ここのゴミ箱にブツを捨てればミッションコンプリート、簡単な仕事だった…。

成功を確信したそのとき、僕は違和感に気付いた。

 

ない!ない!ゴミ箱が、店の前にない…!

 

そうだ、失念していた…。最近のコンビニは外のゴミを捨てに来る人を防ぐため、店内にゴミ箱を設置しているのだ…!なぜこんな簡単なことを忘れていたんだ…。自分の無力さを痛感した。鞄の中の爆弾は中が見えないよう箱や袋に入っており、それなりの大きさになっている。そのため店内のゴミ箱に入れたら確実に怪しまれる。悔しいが、この場所でのミッションコンプリートは断念せざるを得なかった。

 

 

あれからどれだけの時が経っただろう。いくら車を走らせても車窓から見えるコンビニは外にゴミ箱はなかった。助手席にはまるで僕の彼女かのようにブツが鎮座している。違う、お前は某子ちゃんじゃない、某子ちゃんの局部の形をしたクローンなんだ。お前は作られた生命なんだ。お前は役目を終えたんだ。大人しく処分されてくれ。

そうは思えど正直どこを探せばこいつを処分できるか分からなかった。公園?いや、ゴミ箱があるか分からないし公共スペースにこいつを捨てるのは危険すぎる。じゃあどこに…。

 

瞬間。僕の脳に電撃が走った。

イートインだ…!!! 

 

そう、イートインのコンビニなら、適当に買い食いしてコンビニのゴミと一緒に店内のゴミ箱に捨てても怪しまれない!完璧な計画だ…。このときばかりは自分のことを天才だと思った。

そうと決まればあとは探すだけ。ミニストップファミリーマートなら高確率でイートインスペースがあるだろう。僕は最後の旅を始めることにした。

 

 


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見つけた。辿り着いた。ミニストップ…。ここが…ラフテル…!!ゴミ箱は店内にあるがちゃんとイートインスペースがある。ゴールはもうすぐそこだ。

適当にジュースを買い、飲み干した。いつもよりちょっとだけ美味しく感じた。

さああとはオナホを捨てるだけだ。店員は誰も僕を見ていない。ジュースと一緒に捨てるから怪しまれるわけもない。これで、長かった旅が終わるのだ…。

そう、捨てるだけ。それなのになぜか僕はそれを行動に移すことができなかった。おかしな話だが、このオナホに愛着が湧いてきていたからだ。考えてみればこいつは僕が初めてを捧げた相棒であり、今日共にドライブをした友達でもあるのだ。そして某子ちゃんを型どった彼女の生き写しでもある。簡単に捨てられるわけがないのだ。

だけど僕は君と別れなければならない。つらい選択だった。まるで大切に育てたバタフリーに別れを告げるサトシになった心境だった。

君は作られた生命だった。

君は某子ちゃんの代替物だった。

君とはたった一週間の付き合いだった。

だけど僕はこの世界で唯一君のことを理解している。君はその役目を終えたんだ。

君には世話になった。君のことは忘れない。

さよなら…。

 

そのあとはバラードをしこたま流して帰った。彼女と別れた直後のような気分だった。彼女いたことないけど。


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たったひとりの聖戦

突然だけどオナホを買った。

オナホを、買った。

ついに、買った。

買ってしまった。

彼女ができるまで風俗等で童貞は捨てないという童貞の誓いを心に深く突き立てていた僕がだ。

ここまで誓いを守り続けてきた僕がなぜこのタイミングでオナホ購入に踏み切ったのかだけれど、気になる女の子(以下、某子ちゃんと呼ぶ)と二人ででかける約束をしたからだ。

今まで彼女ができるどころかろくに異性との関わりがなかった僕だけど、今年は社会人になったこともあり心機一転アグロムーヴを心掛けていた成果と言えるだろう。

さて、アグロぺーやんとして生まれ変わった僕が次にすることとは?

①デートプランを練る

②自分磨きをする

有識者から情報収集をする

 

答えは④、

オナホを買う 

 

この答えはアグロ人間として当然の選択であろう。もしデート後にそういう雰囲気になっても某子ちゃんを満足させるための紳士的配慮だ。

ここで「練習なら風俗行けばいいじゃん」と言う輩はナンセンスだ。某子ちゃん以外の女で童貞を捨てるのは僕のポリシーである「童貞の誓い」に反するのだ。例え何を、いやナニを失っても心の奥底に突き刺さる信念だけは失うわけにはいかなかった。他の女で童貞を捨てるのはダメだけどオナホならギリギリ合憲。だって女じゃないし。

 

 

さあ、そうと決まればあとはオナホを買うだけ。しかし僕は実家暮らしのためAmazonなどの通販サイトは使えない。他の場所で受け取る方法もあるがやはり最初の相棒は自分の目で見て決めたかった。

僕はアダルトショップ童貞のため彼女持ちの先輩や非童貞の後輩を誘うことにした。快く承諾してくれた彼らを連れていざ初めてのアダルトショップへ。

辿り着いたそこは裏路地の小さな店。何の変哲もないように見えて外界からの侵入者を拒むようなオーラがそこにはあった。しかしアグロ人間と化した僕はその扉を軽くこじあけ、颯爽と中へ進んだ。

一言で表すならそこは楽園だった。普通に暮らしていればまず目にしないブツが店内に所狭しと並んでいた。画面の中でしか見たことのなかった振動する物体。NARUTOに登場するスサノオに似た鎧型の何か。
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どう使うかすら分からない謎の物品の数々。僕はかつてないほど興奮していた。抑圧されていた性の衝動が弾けそうだった。連れの二人の冷ややかな視線をガン無視し30分ほど店内を散策し、やっと僕の初めてを捧げる相棒を選んだ。
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正直中身の違いはさっぱり分からないためネーミングとインパクトで選んだがこいつしかないと思った。こいつが僕の初めてのママになるんだ…。

 

 

それから一週間、いつオナホを使うか僕はずっと悩んでいた。初めての儀式はここぞという時に行いたかったからだ。

そしてやってきた土曜日、目覚めた僕は朝から性欲に脳を支配されていた。まどろみの中ベッドの上でエロサイトを徘徊する僕の瞳は獣そのものだった。

そのとき僕の頭に電流が流れた。それは突然の閃きだった。

 

あれ?これ、某子ちゃんと朝チュンしてるみたいだ…

 

そう僕は今から、目覚めた某子ちゃんと朝えっちをするんだ…

 

そこから先は一瞬だった。PCを起動し、某子ちゃんに似た女優が出ているAVの再生を開始、同時に箱から例のブツを取り出した。

初めて実物を見た「それ」は肌色にしては鮮やかで、ピンク色にしては黒ずんでおり、モノにしては異形であるが生き物とは言えない何かであった。

股間にローションを塗り「それ」を挿入した。瞬間、脳が溶けた。語彙がなくなった。

これが某子ちゃんの…ナカなんだ…!

寝起きだったのもあって僕は現実と空想の区別が曖昧になっていたのかもしれない。正直下半身の制御に精一杯でAVの画面は見えてなかったけれど、確かに僕は彼女と繋がっていた。そうとしか考えられなかった。だって画面には某子ちゃんがいて、下半身は某子ちゃんのそれがあるのだから。

そうこうしている間にフィニッシュのときが近付いてきた。僕の股間の耐久は限界に達していた。

最後は某子ちゃんの顔を見て果てようと顔を上げたそのとき、間が悪いことに眼前に映っていたのは汚いオッサンのケツであった。

とっさにそのシーンを飛ばそうとするも、僕の手はヌルヌルでマウスに触れないためどうすることもできなかった。僕は汚いオッサンで童貞を捨てるのか…。

諦めかけたそのとき、某子ちゃんとの思い出が脳裏によぎった。人は死ぬ直前に走馬灯を見ると言うけれど似たようなものだろうか、とにかくオッサンに支配されそうになっていた僕を助けてくれたのには違いない。感謝した。心の底から某子ちゃんに感謝した。お礼にちゃんと君で果てることを脳内で約束し、思考を某子ちゃんで上書きして無事フィニッシュした。

 

ブツと合体してから、時間にするとたった数分のことであった。だけどこの数分で僕は大きく成長した。某子ちゃんとの絆が深まった。某子ちゃんとひとつになった。僕は童貞を捨てたんだ…!

 

 

 

 

事後、風呂で身体を洗っていた僕は冷静さを取り戻しつつあった。賢者モードと呼ばれる時間だ。某子ちゃんとの思い出と先刻の初体験を脳内でなぞりながら、僕はあることに思考が至った。

 

あれ…俺オナホでシコってだけじゃね???

 

部屋に戻り、使用済みオナホの亡骸や道具を片付けていると現実に引き戻されて死にたくなりました。やっぱセックスは人間とやるに限るね。したことないけど。

 

 

 

スロウスタートがやっぱり神アニメだった話

 

 

こんにちは、ペーやんです。皆さんは今期のアニメで何が一番好きでしたか?僕は自信を持って「スロウスタート」と答えます。

 僕がどれだけこのアニメにハマったかは前記事を見ていただければ分かると思います。

 

live-in-dead.hatenablog.com

あれから原作を買いアニメも毎週5回は見るほどどっぷり沼に浸かりました。そんなスロウスタートですがアニメが先日最終回を迎えました。結論から言うとこの作品らしいラストでとてもよかったです。今回は作品全体の感想をつらつら書いていこうと思います。(ネタバレを含むのでご注意ください)

 

 

花名の成長

 

本作の主人公、一ノ瀬花名は1年浪人しているという秘密を抱え高校に入学します。彼女は内気なためこの秘密をコンプレックスに感じ高校生活がうまくいくか不安でしたが、たまてや栄依子、冠といった友人やアパートの同居人である志温や万年さんと関わることで少しずつ成長していく、というのが大まかなストーリーです。最初は自分から他人に話しかけることさえできなかった花名でしたが話が進むにつれ多くの友人ができ、自分から友達に遊びの提案ができるようになります。それもこれも彼女の優しい性格を周囲が次第に理解し、惹かれていったからでしょう。まだコンプレックスを完全に克服できたとはいえませんが、1話時点からすると明らかに成長していることが分かりますね。

また彼女と友人との関係にも変化があり、最初は浪人を明かしたら友達が離れるのではないかと考えていた花名ですがアニメ終盤では「友達ではいてくれるだろうけど関係性が変わるのが怖い」と打ち明けるなど友人と仲を深めていく様子も描写されています。

 作品を通して彼女がゆっくりと成長していくのを丁寧に描写していて成長物語としても良質な作品ですね。

 

ラストについて

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 花名は結局浪人の秘密を明かさないまま最終回が終わります。これについては実は原作でもまだ秘密を明かしてないからアニメでも明かせなかったというメタ的な理由があるりますが、それは置いといてこういうラストもこのアニメらしくていいと思いました。

スロウスタートという作品は花名の成長の話なわけですが、彼女の性格上高校で多くの友達を作れただけで大きな成長を遂げたといえます。一期では高校入学から周囲に溶け込むまでを丁寧に描写したと考えるとこの終わり方も全然いいと思うわけです。綺麗に締めるのもいいけどいつもと変わらない日常のお話で続きの余地を残して終わらせるのも悪くないんですよ。というわけで浪人を打ち明ける話をやるために是非二期もやってほしいなあ・・・

 

浪人設定は必要だったのか?

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 浪人明かさないならこの設定いる?という声は以前にもちょいちょい目に入ってましたが、僕は絶対必要だと考えています。

スロウスタートもやってることは他の日常系アニメと大差ないです。そんな中で僕がこの作品に引き込まれたのはゆるい雰囲気の日常系アニメとは対照的な浪人という設定のインパクトでした。

確かに浪人関係の話が全く関係ない話もそこそこありましたが、話に出てこなくても花名や視聴者の心に常にこの設定は生きているわけです。浪人がばれることで今の関係性が変化してしまうかもしれないと思うと普通の日常の大切さを彼女も視聴者も体感できるんですよね。つまり 浪人というスパイスがあることで何気ない日常が引き立つわけですよ。

 またこの設定は花名を主人公たらしめる要素でもあります。一般的に浪人自体はそこまで重い要素ではないので、例えばたまてや栄依子が浪人してたとしても最初の自己紹介でさらっと打ち明けて終わりでしょう。ただ内気で臆病な花名がこの秘密を抱えることで彼女の成長物語として物語を展開するに足る重要な要素になるのです。

 これらの理由からやっぱり浪人要素はこの作品に必要不可欠だなあと思いますね。

 

まとめ

 

 このアニメは毎週癒やしを提供してくれて日常系としてもよかったですし、先生と栄依子との百合シーンがあり百合豚も満足する内容となっており、浪人を絡めた花名の成長物語としても優秀な出来で近年見たきらら系アニメではトップクラスの内容だったと考えています。きらら系アニメ好きなら必ずハマるはずなので是非見て下さい。そしてこういうのに興味がない方も騙されたと思って一度見てください。尻上がりに面白くなるので1話だけでなくできればその後も見てもらいたいですね。とにかく、見ないと人生損するので見ましょう!以上!!